Q2-11 大量のユーザーアカウントを一括作成する方法はありますか?

 Windows NTのユーザーアカウントの作り方には次の3つの方法があります。

  1. ドメインユーザーマネージャで作成する。
  2. NET USERコマンドを用いる。 
  3. リソースキットのADDUSERSコマンドを用いる。

 ドメインユーザーマネージャは少数のユーザー追加を行うには便利ですが,数百名の単位の生徒を追加するといった用途には向きません。

 「Windows NT4.0 Serverリソースキット」(アスキー刊)に含まれる「Addusers.exe」を利用することにより,多くのユーザーアカウントを一括で作成と設定を行えます。

●ADDUSERS.EXE

 ここで説明するのは別売りのリソースキットのADDUSERS.EXEを用いた方法です。これは生徒の名簿ファイルから生成したテキストファイルを読み込んでユーザーアカウントを登録できます。またアカウントの登録と同時に各種グループのメンバーシップも登録が可能です。  MS-Excelなどのオートフィル機能を使えば,CSV形式でファイルは簡単に生成できるため,多数のユーザーを短時間で作成することが可能になります。実行する書式は以下のようになります。

【ADDUSERS 書式】 

ADDUSERS [/?] [\\computername [[/c | /d | /e] filename]] [/s:?]
/c 指定されたファイルよりユーザーアカウントを追加します。
/d 指定されたファイルにユーザーアカウント情報を書き出します。
/e 指定されたファイルよりユーザーアカウントを削除します。
/s:? ファイルの区切り文字を変更します。 (標準区切り文字は ','コンマ ) 

  【ファイルの内容】

[Users]<ユーザー名>,<フルネーム>,<パスワード>,<ホームドライブ>,<ホームパス>,<ユーザープロファイル>,<ログオンスクリプト>
[Global]
<グローバルグループ名>,<コメント>,<所属するメンバー>, ...
[Local]
<ローカルグループ名>,<コメント>,<所属するメンバー>, ... 

 ※ユーザを登録するだけなら[Global][Local]セクションは要りません。
 ※[Users]不要の項目は空白のままで良いですが,区切りの半角カンマは必要です。 

 「NTServer」というドメインコントローラに,「student.csv」というテキストファイルに記載されたユーザーアカウントを作成する例を示します。 

 【student.csvの作成例】 

[User] 
E1A01,岡山太郎,password,コメント,X:,\\Ntserver\home\E1A01, \\NTserver\profiles\student, login.bat 
E1A02,倉敷花子,password,コメント,X:,\\Ntserver\home\E1A02, \\NTserver\profiles\student, login.bat
E1A03,津山健太,password,コメント,X:,\\Ntserver\home\E1A03, \\NTserver\profiles\student, login.bat 

 を作成し,
DOSプロンプトのコマンドラインから, 

addusers \\ntserver /c student.csv 

を実行します。
  この例では,グループは指定していません。グループへの登録は次節の「USRTOGRP.EXE」を 利用します。
  Administratorの権限でログオンすることが必要です。重複する既存のユーザーがあれば,あらかじめ削除しておかなければ,エラーとなるので注意が必要です。

※「ADDUSERS.EXE」は,別売りの「Windows NT4.0 Serverリソースキット」に含まれるコマンドです。現在のADDUSERS.EXEは,ユーザー登録のオプションやファイルへの書き出しオプションが追加されています。最新版は,ftp://ftp.microsoft.com/bussys/winnt/winnt-public/reskit/nt40/i386/から入手可能ですが,使用は,リソースキットを所持していることが前提となるので注意が必要です。詳細については,README.TXTを参照してください。

 ※UNC名  Windowsネットワークにおいて,ネットワーク環境にある資源を指し示す場合に利用する表記法です。最初に2つの¥記号,それに続き資源を提供しているホスト名,続いてディレクトリ名(またはプリンタ名)を記述します。
  つまり,従来のドライブレター+コロンの代わりに,\\ホスト名を記述すると考えればよいです。


【例】 ADDUSERS.EXEによるユーザーアカウントの作成

 S1Bクラスの40名分の生徒アカウントを,MS-Excel(CSVファイル生成するため)でユーザーアカウントのリスト作成し,Addusers.exeを利用し,一括登録する例を示します。

(1)ユーザーアカウントリストの作成  リストに登録する内容を以下の表に示します。                        

項 目 内 容
ユーザー名 S1B01〜S1B40
本 名(フルネーム) B 氏名
パスワード C ユーザー名と同じ
コメント D 生徒用アカウント
ホームディレクトリのドライブ E 指定しません。ドメインユーザーマネージャで指定(所有権が各ユーザーになってしまうため)
ホームディレクトリのパス F
プロファイルのパス G 省略
スクリプト名 student.bat
     
ユーザーアカウントリストファイル名   S1BUSER.CSV

 MS-Excelで,ユーザーアカウントリストを作成し,保存時に「S1BUSER.CSV」などと名前を付けて保存します。ただし,ファイルの種類は「CSV」形式を指定します。

(2)Addusers.exeにてユーザーアカウントを登録します。 

Addusers \\BXX /C A:\S1BUSER.CSV

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更新日 : 2003/01/06 .

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