Q2-16 アクセス権を一括で設定する方法はありますか。

 生徒個人用フォルダなど多数のフォルダに対してアクセス権の設定を行うのは大変な作業になってしまいます。  このため,Windows2000では,NTFSアクセス権を設定するコマンド「Cacls」が用意されています。次に,「Cacls」コマンドの利用方法について述べます。

【Caclsの書式】

Cacls ファイル名|フォルダ名

Cacls ファイル名|フォルダ名 /T /E /C /G ユーザー名|グループ名:R|C|F 

Cacls ファイル名|フォルダ名 /T /E /C /P ユーザー名|グループ名:R|C|F|N 

Cacls ファイル名|フォルダ名 /T /E /C /R ユーザー名|グループ名 

Cacls ファイル名|フォルダ名 /T /E /C /D ユーザー名|グループ名

「/G」 アクセス権リストを設定していないユーザーやグループのアクセス権を追加する。 

「/P」 アクセス権リストのユーザーやグループのアクセス権を変更する。 

「/R」 アクセス権リストのユーザーやグループのアクセス権を削除する。 

「/D」 指定したユーザーやグループのアクセス権を拒否する。

「R」:読み取り 「C」:変更 「F」:フルコントロール 「N」:アクセス権なし


 「Cacls」コマンドは,これらのオプションで指定したアクセス権のみをファイルやフォルダに適用するため,今までに設定したアクセス権は全て無効になります。既存のアクセス権を保持したままアクセス権の一部だけ変えたい場合は,「/E」オプションを使います。

  また,フォルダに対して「/T」オプションを指定すると,フォルダ内のすべてのファイルとサブフォルダのアクセス権が変更されます。逆に「/T」を付けないとフォルダ内のファイルやサブフォルダのアクセス権は変更されないので注意が必要となります。

  「/C」オプションは,アクセス権の変更中に「アクセス拒否」エラーが発生した場合でも,処理を継続させることができます。

 ただし,アクセス権の変更を行うためには,次にあげる条件のいずれかが必要になります。 

1. ファイルやフォルダに対する「アクセス権の変更」の権利。 

2. アクセス権を変更するユーザーが対象のファイルやフォルダの所有者であること。 

この条件は「Administrator」であっても適用されるので注意が必要です。


例)\home以下のフォルダに「teacher」グループ「読み取り」のアクセス権を追加します。

 コマンドプロンプトの状態から次のコマンドを入力します。


CACLS D:\HOME /T /E /C /G teacher:R

 

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更新日 : 2003/02/27 .

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