岡山市立中山中学校区「地域との連携」の取組

【中山中学校】
○ねらい

 「育てたい力を」中学校区で一貫してとらえるために、保幼小中の連携の強化を図った。 

@ 「0から15プロジェクト」…「学びの系統表」の作成
 「話す」「聞く」を中心とした、主にコミュニケーション力にかかわる系統をとらえ、それぞれの発達段階に応じた態度・思考・技能の様子を抽出し、そうした資質・能力を高めるための、小集団のあり方、習慣形成の具体的な手立てをまとめた。

参考資料>>>
学びの系統表

○成果

A 夢づくりノート 
 家庭と学校が協力し、子どもたちの進路について考えるきっかけ作りのために地域と共に作成したパンフレット。親子で将来のことを楽しく話し合い、学校園では進路を考える学活などでの活用を、視野に入れている。この夢づくりノートを保こ幼小中のそれぞれの学校園において、発達段階に応じたものを用意し、活用している。あわせて、中学校では先人の生き方にあこがれをもつことができるように、職業人を講師として招聘し、職業体験の前に自己の歩みについて語っていただく機会をもつなどした。

参考資料>>> 夢づくりノート

○成果

B 桃太郎子育て応援パンフレット
 家庭教育のサポートのために地域や学校園が連携して作成した手引き。「何が大切か」「子どもにどう向き合うのか」といった項目を発達段階に応じてまとめている。また、保こ幼小中で、めざす子どもの姿を共有し、子どもにも伝わりやすい、子育ての方向性を示した。

○成果


○ねらい
 中山中学校区では、めざす子ども像を「笑顔であいさつ、進んで学び、みんなのために働く子」としている。そのうち、あいさつについては、中山中学校区地域協働学校の重点取組の一つとしている。本校では、保護者、地域、関係機関と連携したあいさつ運動を進めている。 

C あいさつ運動
 本校では、本校職員、保護者、学校警察連絡室、岡山西警察署、地域の駐在署、地域安全推進員によるあいさつ運動を毎週木曜日に行っている。また、生徒会やPTA学年部主体のあいさつ運動も定期的に行っていて、地域、PTA、学校、関係機関が互いに協力しながらあいさつ運動を広げている。


○成果
 最初は職員主体で進めていたあいさつ運動が、PTA、関係機関の協力も得られ生徒会主体のあいさつ運動が展開されるようになってきた。教育に関する総合調査「私は、地域の人に進んであいさつをしている。」の肯定的な回答の割合が高くなっている。


【中山小学校】
○ねらい

 地域協働学校を中心とした中学校区の学校園との連携を通して、夢やふるさと愛をもてる児童を育成する。 

D 地域の自然や、地域人材を活用した学習
 地域の自然(吉備の中山等)および地域人材(吉備の中山を守る会等)を積極的に活用した学習を、各学年の生活科や総合的な学習に計画的に位置づけている。

参考資料>>> ふるさと学習の内容 (写真)草の学習@ (写真)草の学習A (写真)草の学習B 


○成果
 学区には、豊かな自然や文化があり、またそれらを大切に守っていこうとする地域の人々が多数おられる。本校では、以前からそういった地域の方との連携を図り、地域の自然や文化を活用した教育活動を幅広く行ってきている。児童は人や自然・文化とかかわる中で、ふるさとを愛し、地域の役に立ちたいという思いが醸成されつつある。今後も児童が地域行事へ進んで参加し、豊かな心を育てることができるように、地域の団体との連携を図っていく。


【平津小学校】
○ねらい

 中山中学校区では、めざす子ども像を「笑顔であいさつ、進んで学び、みんなのために働く子」としている。そのうち、あいさつについては、中山中学校区地域協働学校の重点取組の一つとしている。本校では、地域と連携したあいさつ運動を進めている。 

E あいさつ運動
 本校では、地域の地域安全推進員によるあいさつ運動が学期に2回始業式と終業式の日に合わせて行われている。また、PTAと地域の学校ボランティアによる朝の登校の見守りについては、通学班に寄り添って一緒に登校し、その中であいさつの指導を行ってくれている。学校としては、児童会主体のあいさつ運動を定期的に行っていて、地域、PTA、学校が互いに協力しながらあいさつ運動を広げている。

参考資料>>> (写真)児童会主体のあいさつ運動 (写真)地域安全推進員のあいさつ運動


○成果
 最初は地域の方が主体で進めていたあいさつ運動が、児童会を中心として子ども主体のあいさつ運動が展開されるようになってきた。


○ねらい
  中学校区で取り組んでいる夢実現プログラムの活動を通して、自分の将来のあり方や夢について考えると共に、今自分がすべきことや周りの人とのかかわりについて見つめ直させる。 

F 夢実現プログラム
  将来の夢だけでなく、どんな大人になりたいかや、自分の得意なこと、今の自分にできることなど、多角的に自分自身を見つめられるように工夫した夢づくりプランのカードを用意した。また、児童だけではなく、家庭で相談する機会をつくり、親子で夢づくりプランを作成するようにした。さらに、その夢づくりプランを、3学期の参観日に発表し、自分以外の人の発表も聞き、自分や人の思いを支え合う学級づくりを推進するようにしている。 

参考資料>>> 夢づくりプラン


○成果
  岡山市の教育に関する総合調査の児童用の質問項目「私は、自分や友達のよいところを知っている。」(本校独自)に対する肯定的回答率80.4ポイント。


○ねらい
  農業推進地帯にある本校では、地域ボランティアとPTAと協力し、学校農園を運営している。その農園作業に児童を定期的に参加させることで、自然への恩恵や農業従事者への感謝の気持ちを育む。  

G 学校農園の活用
  ひらつふれあい教室という地域のボランティア団体が中心となって、農園の運営をしている。月に2回のペースで、農園の世話や収穫の手伝いを児童がしている。その農園で収穫した作物は、給食に用いられる他、11月に地域のボランティアとPTAと体協が一体となって開催する収穫祭の時に振る舞われる芋煮の食材となる。芋煮づくりに子どもたちも関わる。自分たちが苗植えや収穫に携わった作物で、給食がつくられたり、感謝祭の芋煮ができたりすることで、子どもが地域に能動的に係わる地域連携になっている。

参考資料>>> (写真)農園での活動 (写真)収穫祭準備


○成果
 平成28年度岡山市教育に関する総合調査の児童に対する質問項目「私は、地域の行事に参加している。」について、肯定的回答率が76.9で、市の平均を7.3ポイント上回っている。


【桃丘小学校】
○ねらい

 中学校区で共通した取り組みを通して、授業改善と家庭学習、落ち着いた生活等の充実を図る。

H 中学校区授業研修会(H28.9.28)
 平成28年度は、中山小・馬屋下小が公開授業と研究協議を行った。中学校区各校園は児童園児の下校園後、全員参加をした。中学校区の研究主題「人とかかわりながら、主体的に学ぶ子どもの育成 〜意欲をもって学び合う保育・授業づくり〜 」を受けて、それぞれの学校の保育・授業では、「学び合い」の活動を取り入れた授業づくりの工夫を共有した。

I 「学びの系統表」
 中学校区において、園児・児童・生徒の実態を受け、「話す」「聞く」を中心に授業の中で、コミュニケーション力を育成することを目指して「学びの系統表」を作成した。中学校区での公開保育・授業においては、本時案の該当する指導方法の部分に下線を引き明示する。内容の検討が課題であるが、今後、毎年研究主任を中心に協議会において内容の検討を行うことにしている。 

参考資料>>> 学びの系統表

J 「家庭学習のてびき」
 新年度当初に配布し、家庭学習の取り組み方について指導している。年度を通して、たびたび児童に指導したり、PTA総会や学級懇談などの機会を利用したりして保護者への理解も図るようにしている。

K 「ももたろう子育て応援」
 中山中学校区青少年育成協議会・中山中学校区地域協働学校連絡会が中心となり、学校と連携して、「めざす子どものすがた」として、「笑顔であいさつ」「進んで学び」「みんなのために働く子」を設定し、「学校園の役割」「地域社会の役割」「家庭の役割」を明示したり、0〜15歳を見越した子育てへのアドバイスをまとめたりしている。これは、中山中学校区の園児・児童・生徒すべての家庭に配布している。

参考資料>>> ももたろう子育て応援

L 「メディアコントロールチャレンジ」
 中学校の試験期間をもとに10日程度ずつ年間3回、中学校区全保幼こ小中において取り組んでいる。各自でテレビやゲーム、スマホ等のメディアにふれない時間を目標設定し、その時間を読書や自主学習、家庭での団らんなどに費やすように指導している。

参考資料>>> メディアコントロールチャレンジがんばり表

M 中学校区での連携会議の充実
 中学校区の保幼こ小中において、各担当者が取り組みの情報交換を行う。「校園長会」「副園長・教頭会」「小中連絡会(担任部会)」「小中連絡会(特別支援教育部会)」「小中連絡会(養護部会)」「生徒指導担当者連絡協議会」「教務主任連絡会」を輪番で当番校を決めて実施している。また、「教職員親睦会」「PTA懇親会」も中学校区で行っている。

N 教職員研修会
 「中学校区人権教育研修会」に引き続いて、実施している。内容としては、各校園の校内研究の取り組みを紹介し、協議して情報交換を行っている。

O 「夢づくりノート」
 子どもが将来に夢をもつことができるように、毎年2回「夢づくりノート」に、「自慢」「将来の夢」「挑戦すること」「おうちの方からメッセージ」「先生から」を記入している。

参考資料>>> 夢づくりノート

P 地域での体験活動
 体験活動を充実させ、学ぶ楽しさを感じ取らせたいと考えている。平成28年度は、本校で行った「合唱指導」「英語活動」「三味線体験」「バス教室」「環境ごみスクール」などに加えて、「認知症サポート研修講座」「川遊び」「星を見る会」など中学校区で取り組む体験活動を地域人材を活用して行っている。


○成果
  中学校区で共通している取り組みは、各家庭でも兄弟関係においても共通の取り組みとなっている。0〜15歳を見越した子育てを系統的に行うことができ、一定の成果が得られた。今後は、中学校区で共通して学力向上を目指した取り組みを充実させて行きたいと考えている。


【馬屋下小学校】
○ねらい

 地域のよさ・自分のよさを感じることにより、「地域で生きる自分と友達」を意識できるようにする。 

Q 地域での体験活動 
  • 社会科や総合的な学習の時間を活用し、地域の方を講師として招いたり、地域の方々と交流する機会をもった。
  • 特に、桃やマスカットの農家の方の話は、キャリア教育の観点からもめあて化した。
参考資料>>> (写真)交流場面@ 交流場面A


○成果