岡山市立京山中学校区「地域連携」の取組


【伊島小学校】

○ねらい
 生活科、総合的な学習の時間を中心に、教科、道徳、特別活動等で本校の周囲にある学習の事象と向き合い、「自分たちの生活と環境と
のつながり」、「人に住みよい町づくりの在り方」、「自分たちの郷土の事物、人物、伝統」、「人としてのよりよい生き方、考え方」等
についての理解を深めることができることをめざす。

 @ 学校の周囲にある学習の事象との向き合い
 ・総合グラウンドで秋見つけをした後、再び同じ場を訪れ、秋の自然物を拾う活動を行う。そして、それらを材料として遊びに使うも
  のをつくり、お祭りをする。秋の自然をテーマに、自分がとりたいものをデジカメで効果的に撮る方法を地域の高齢者から学び、身
  近な自然や社会の事象に関して積極的に関われるようにする。また、植物の成長に驚いたり喜んだりし、自分の願いや思いをもって
  接することができるようにする。(1年生)
 ・生活科の学習において、伊島学区内にある建物や施設(8カ所)から興味のある建物や施設、会ってみたい人を児童が決めて活動の
  計画を立てた上で、保護者付き添いのもと、グループで探検する。この学習を通して、児童は地域には様々な建物や施設があり、多
  様な人々が働いたり生活したりしていることに気付くことができるようにする。(2年生)
 ・学区探検や地域の人の講話などをもとに、地域の自然、施設、産業、伝統文化などについて調べ、地域の特徴について調べてまとめ
  る。体験的に学ぶ機会を通して、学習したことを学習発表会等で報告する。活動を通じて地域住民と関わりながら、身近な施設の便
  利さやふるさとの歴史等を知ることで、地域のよさを感じ取ったり地域への愛着の心情を深めたりする。(3年生)
 ・社会科や道徳との関連をはかりながら、「障害とは何か」「障害のある人が困っていること」「ボランティアをする人の思い」等を
  テーマに、「人にやさしい町づくり」について追究する。「盲導犬」「車いす」、「点字」、「手話」などに体験的に接し、身近な
  くらしの中のバリアフリーの大切さについて考える。学習の成果はwebページ等に表すなど、「人にやさしい町づくり」の提言に
  関わろうとする態度を育てる。(4年生)
 ・地球規模の環境課題について、ビデオ教材や図書資料などから調べて課題意識をもつ。次に、電気自動車の試乗、京山地区ESD推進
  協議会の講話など、身近なところで地球環境の実態や保全に関わる人々と交流し、それらの人々の願いや工夫を学ぶ。さらに、児童
  の設定した課題について追究活動を行い、その成果を新聞に表したり、校内や家庭に呼びかけたりする。地域や地球の環境をよりよ
  くしていくために、自分たちができることを明らかにし、実行しようとする姿勢を育てる。(5年生)
 ・世界の子ども達の生活の様子について調べたり、外部講師の方の話を聞いたりすることで、支援を必要としている世界の国々の現状
  を知る。そして、自分たちにできることはないだろうかという思いをもとに、クラスで話し合い、自分たちで取り組むことを決め、
  活動を進めていく。カンボジアの子どもたちと交流することなどを通して、自分たちが考え行動したことが相手の役に立っているこ
  とや、喜んでもらえているということを実感し、これからも周りのことを正しく認識したり理解したりしながら、自分たちにできる
  ことに取り組もうという姿勢を育てる。(6年生)

○成果
 本校の児童は、自分たちのふるさとに興味・関心をさらに強くもつようになり、地域の人たちと力を合わせて、ふるさと伊島を大切にし、
未来へつないでいこうとする姿勢が見られるようになってきている。また、その学習の過程で、試行錯誤しながら調べたり、考えたりしたこ
とをもとに、「自分は地域のためにこんなことができる」「あんなことをやってみよう」という実践活動につながる学習になり、子どもたち
の達成感も大きかった。