岡山県総合教育センター
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中学校・高等学校美術研修講座
過去の研修講座の様子
【平成21年度】
日 時 内         容 様 子 等
平成21年
7月30日(木)
「新学習指導要領改訂の趣旨を生かした美術家の授業づくり」
  岡山県総合教育センター  指導主事   川西  隆

〔共通事項〕に視点をあてた授業づくり
  岡山市立東山中学校    教   諭   辻  政宏
【午前】
1 表現と鑑賞を関連付けた題材 
   「ピアノを弾く少女〕ルノアール)」より
 @ 5枚の色調を変えたルノアール「ピアノを弾く少女」の鑑賞
 A 5曲のクラッシックを聴き、曲のイメージからどの作品の少女が演奏しているかを発表する。
   その際、必ず、「なぜそう感じたか」の根拠を添えて発表するようにすることが大切。
 
  共通事項の色彩に視点をあて、他の人の意見などを聞きながら、それぞれの色の持つ特徴やそれらもたらす感情などを理解していく鑑賞の授業です。視覚だけでなく、聴覚や味覚など、五感を働かせながら鑑賞することも大切です。対象と子どもをどうつなげてやるかが工夫のしどころ。

【午後】 
2 「ペーパーウエイト」制作〜金属による鋳造技法より〜
 @ 鉛とすすの合金をガスコンロで溶かし、ボール紙で作った型に流し込む。
 A冷めたらボール紙をはずし、やすりやサンドペーパー、スプーンなどで磨き仕上げる。

講師の辻先生
みんなの発表を根拠とともにまとめています


研修風景


鋳造に挑戦!
手軽にできる題材です
平成21年
8月
4日(火)
「新学習指導要領の趣旨を生かした図画工作・美術科の授業作づくり」
  文部科学省初等中等教育局  教科調査官  村上 尚徳

 午前は、新学習指導要領改訂のポイントや授業づくりのポイントについて、全国の小・中・高等学校の実践事例をプレゼンでご紹介していただきながら、とても分かりやすい説明でした。
 午後は、実際に図画工作と美術の題材を取り上げ、新学習指導要領改訂の趣旨を生かした授業案や授業の流し方についてグループごとに検討し、小・中・高等学校の学校種を越えて交流しあいました。新設の共通事項や言語活動を踏まえた授業づくりについて検討した一部を紹介します。
 小学校図画工作科  A表現(2)、B鑑賞
        「世界にたった一つのきらきらトロフィー」
 中・高等学校美術科 A表現(1)(3)、B鑑賞
        「立体による自己の探求」

付箋を使って題材検討


校種を越えた交流場面
平成21年
8月7日(金)
「日本美術へのアプローチ」
  岡山大学教育学部  教授   泉谷 淑夫

【午前】
1 「日本美術を鑑賞する意義と留意点」
 ・第2のジャポニズム(第1は100年前のヨーロッパ浮世絵)到来!海外の日本マンガ、アニメ
 ・日本美術で何を育てるのかを考える。
 ・エコロジーな生活等、現代日本の課題とリンク
 ・現代日本のメディア美術の価値と取り上げ方
  造形的な視点と浮世絵などと関連させたアプローチ
 ・「頭山」「つみきのいえ」鑑賞
2 「琳派の絆と屏風絵の世界」
 ・俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一 琳派をめぐる三つの旅
 ・西洋絵画との比較

【午後】
3 「情報メディアにおける芸術性」
  〜歌麿らの浮世絵から迫る〜

4 「『虫』を愛でる心、その意義と留意点」
 ・若冲の掛け軸、歌麿の狂歌絵本、北斎、速水御舟の花鳥画,
  靉光、手塚治虫、宮崎駿、熊田千佳慕らの作品紹介
 

宗達と抱一、表裏


大首絵をダルのトリミングから学ぶ 指先が・・


本物です 日本人の虫へのこだわりってすごい!
平成21年
8月20日
(木)
「俵屋宗達との出会い〜国宝・風神雷神図屏風と授業づくり〜」
          岡山県立美術館  学芸員   岡本 裕子
 岡山県立美術館を会場に建仁寺所蔵の名宝展から国宝・風神雷神図屏風を取り上げ、小・中・高等学校の鑑賞の指導についての研修を深めた。詳細については次のとおりです。
1 作品を「みる」とは
 (1)アートゲーム1 「○×クイズ」
   10枚の絵を3つの条件で当てるゲーム
  ex.「子どもはいますか?」「女の子ですか?」「屋外ですか?」
 (2)アートゲーム2 「読み札カルタ」
   とる→読み札づくり→とる
  「国語の力が必要では?」に対して「小学生でも形や色に着  目してみよう!で十分つくれます」
 (3)ビジュアルシンキング「風神雷神図屏風(俵屋宗達)」
 (4)「みる」について
  何も学ばずに「みる」のと、「みる」ということを学んだり体験し た後「みる」のとでは効果は大きく異なります。
2 俵屋宗達と風神雷神図屏風〜日本美術の特徴〜
3 授業づくり〜グループワークで〜
4 授業案の発表と小中高の連携について考える
 <小学校のグループから>
 ・雷の音、風の音を聞かせ、五感や生活体験から導入。
 ・雷の絵、風の絵を描かせ実物に出会わせる。
 ・まず10秒見せて「どんな顔だった?」「もう少し見せようか・・」
 ゲーム的なところから深めていき最後に感想を書かせ発表。
 <中学校のグループから>
 ・大、中、小、表、裏の風神と雷神を用意し、レイアウトさせて構図の効果に気づかせる。
 ・顔だけの鑑賞から入る
 ・カチューシャや手首、足首の輪など身近なところからの鑑賞
 ・別のキャラクターで立体表現させる
 <高等学校のグループから>
 ・芸術科としてどう扱うかを考える。
 ・音楽で表現したら?書道で表現したら?自分の選択科目の垣 根をとって、個人やグループで自分たちなりの解釈で独創的な表現に置き換えてみる。
 ・美術も日本画だけでなく、デザインでは?彫刻では?
 ・最後に一斉形態で発表会の場を設ける。

 「○×クイズ」の様子
よーくみると、これかな?


「読み札カルタ」の様子
色や形の特徴から自作の読み札でカルタ取り!


 大迫力の「雲竜図」


風神雷神図屏風の鑑賞
平成21年
8月26日
(水)
『鑑賞の授業の工夫・改善
  岡山大学教育学部   准教授   山口 健二
                 准教授    赤木里香子
【午前】
 「地と図の関係でみる『美術の世界』と『世界の美術』」
 ・トリックアートやエッシャーの作品、イスラム美術のタイルや
  壁画、アステカの暦などの鑑賞
 ・周りとの関係で見え方が変わる
 ・作品の共通性を捕まえて鑑賞
【午後】
「名作への招待状」
 ・地から図がホップアップすると・・・

 

 研修の様子


    受講者作品
 
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